2013/06/04

盛況でした!「Cloudianセミナー2013」レポート

2013年6月3日(月)、「Cloudianセミナー2013」を開催しました。Cloudian(クラウディアン)はアマゾンS3と同等のクラウドストレージを構築できるソフトウェア製品です。S3 APIとの高い互換性を有しており、アマゾンS3とのインターフェースを備えている数多くの企業向けITシステム製品は、Cloudian採用のクラウドサービスやプライベートクラウドに保存先を変更するだけで利用することができます。

セミナーでは、Cloudianとの相互接続性を公式認定した製品をグローバル展開している各社から、エンタープライズにおける活用方法について説明いただきました。



今回はその講演内容についてご紹介したいと思います。

1.開会のご挨拶

クラウディアン太田から開会のご挨拶です。


ビッグデータとクラウドストレージ市場の動向とともに、いまやS3はクラウドストレージの事実上の標準となっており、「差別化されないようにすべき状況」にあるという私たちの見方についてご紹介しました。

2.CommVault Simpana


CommVault System Japanの斉藤様より、世界で17000社以上が利用し、調査会社ガートナーがエンタープライズ・バックアップ/アーカイブ・ソフトウェア製品のザ・リーダーと評価しているCommVault Simpanaについて講演いただきました。


CommVault Simpanaは、データのバックアップ/アーカイブだけではなく、データを保護(Protect)、管理(Manage)、アクセスするためのシングル・プラットフォームを提供します。また、CONTENTSTOREによるインデックス・サーチにより、ディスカバリ時間を大幅に削減できます。

3.Twinstrata CloudArray、Maginatics MagFS

Twinstrata社およびMaginatics社の国内販売店であるコアマイクロシステムズの木村様より、Twinstrata CloudArrayとMagnatics MagFSを紹介いただきました。同社は、Cloudianのパートナー企業でもあります。



Twinstrata CloudArrayは、クラウドストレージ・キャッシュ・ゲートウェイです。ファイルサーバーのストレージ装置の代わりにCloudArrayを利用することで、利用者はS3APIを意識することなく、オンプレミスのストレージのようにパブリック/プライベート・クラウドストレージ利用できます。数テラバイト規模のデータがCloudArrayにキャッシュされるため、データを読み書きする際にはネットワーク経由に伴う遅延を感じることがありません。

Maginatics MagFSは、広域共有ファイルサーバーを構築できる製品です。通常、コンシューマ向けのファイル共有サービスはローカルのラップトップ上のファイルが同期・共有されます。その状態ではラップトップを紛失した場合等には企業の重要なファイルも外部流出してしまうおそれもあります。MagFSでは、ローカルではなくファイルサーバーのファイルと同期するため、企業が求める高水準のセキュリティを保ちながら、さまざまなデバイスからの広域アクセスを可能にします。

4.CA ARCserve


日本CAの森様からは、日本で50%以上のシェアを持つバックアップソフトウェア製品、CA ARCserveについて、バックアップの基本とともに説明をいただきました。


CA ARCserveは数年前からクラウドストレージへのデータバックアップ対応をしています。クラウドにバックアップするといっても、バックアップの基本は何ら変わりません。バックアップサーバーのディスクに1次バックアップを行ったうえで、2次バックアップにクラウドを利用します。従来はこの2次バックアップをテープやローカルディスクに行っていましたが、それがクラウドに代わるだけで、運用やバックアップソフトウェアをそのまま利用できます。1次バックアップには引き続きローカルディスクを使いますが、保存する世代数を短くする、重複排除機能を利用することで、ディスク容量の節約も可能になります。

5.Cloudianの仮想アプライアンス化


日本IBMの新井様からは、Cloudianを仮想アプライアンス化して簡単に導入する方法について紹介いただきました。


仮想アプライアンスとは、仮想化環境上で稼働する仮想マシン上に、OSやアプリケーションを事前にインストール及び設定、その状態を1つのファイルにしたものです。OSやアプリケーション等を個別にインストール、設定すると、それなりの時間と専門性が必要になりますが、仮想アプライアンス化することで、迅速な構築が可能になります。新井様は前回の「Cloudianセミナー2012」でCloudianを知り、その後すぐにCloudianを仮想アプライアンス化。そのうえで、IBMが提供する仮想環境で検証し、Cloudianを公式認定したとの紹介がありました。

6. 閉会のご挨拶


閉会にあたってクラウディアンの石田よりご挨拶いたしました。


多いか少ないかは分かりませんが、この週末にCloudianのFacebookページの「いいね!」が1000件を超えたことと合わせ、Cloudianについて紹介されている各種情報ソースについて紹介をいたしました。クラウド&サーバホスティングガイド完全ガイドにてCloudianが紹介されていることや、本日講演のあった製品を「月刊テレコミュニケーション誌」にて連載開始の「SIビジネスに役立つクラウド活用基礎講座」の8月号においても解説する予定との予告もありました。

Cloudianは、数ペタバイト級のデータ量を扱うクラウド事業者だけではなく、一般企業が2、3台の汎用サーバーで利用することができます。そして、本セミナーで紹介したようにクラウドストレージへのインターフェースを備える数多くの企業向けITシステム製品と連携して利用することができます。本セミナーや講演スライドが具体的な活用方法を知る参考になれば幸いです。



さいごに、プロフェッショナルなプレゼンテーションをいただいた講演者の皆様、100名近くのセミナー参加者の皆様、さらには本ブログを読み進めていただいた皆様に、この場を借りまして心より御礼申し上げます。本セミナーで紹介した製品とソリューション及びCloudianとの連携について、さらに詳しくお知りになりたい場合は、お気軽にこちらからお問い合わせください。