2010/08/25

Erlang, GB mail box web mail, Hibari

先日、楽天技術研究所様の勉強会でHibariの開発言語であるErlangを中心に、GB(ギガバイト)のメールボックスを提供するWeb mail(私たちはCloud maiとも呼んでいます)と、このGB mail box web mailのデータベースに実装されているHibariについて、開発者からお話をさせていただきました。

楽天技術研究所様では、すでにErlangを用いた開発が進められており、その開発成果のご紹介をいただきましたが、いまだ日本では商用開発に利用しているケースは多くないようです。

Geminiは2008年よりErlangによる開発を始めました。大規模なシステムの一部として高性能の"User Profile"ストレージサーバーが必要でしたが、LDAPとRDBMSでは、ニーズを満たすことができず、Erlangにより自社開発するに至りました。

それ以降、C/C++とErlangを主に開発言語としています。そして、数百万人のユーザーにGBのメールボックスを提供するWebmailという大規模なシステムにおいては、既にC/C++で開発済みの一部コンポーネントを除き、システム全体のほとんどをErlangにより開発しています。

2005年のアイデア段階から、数年かけて開発してきたHibariも、このGB mailbox web mailに実装し、さらにテストやバグフィックスに多くの時間を費やし、より良いプロダクトにしました。

Erlangのメリットは、Big Dataの処理に必要な、複数のサーバーへの分散や並行処理に向いた関数言語であり、また、その効率性や生産性の高さにあります。Geminiの開発者は、分散や並行処理という重たい開発部分はErlangに任せることができるので、「小さなチームで大きな仕事ができる」と良く語ります。

今後、多くの方にErlangを利用していただき、そしてHibariのオープンソースプロジェクトにもご参加いただければと考えています。開発にご興味のある方々のために、いくつかのハンズオンミーティングも計画しています。準備ができましたら、あらためてお知らせさせていただきたいと思います。